福島第一原発の燃料デブリの取り出しが中断している問題で、東京電力は19日も朝から不具合が起きたカメラの復旧に向けた調査を行っています。

福島第一原発2号機では、9月10日から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手していました。ところが17日、装置の先端につけたカメラに不具合があり、作業が中断しています。東京電力は19日も午前7時ごろから、カメラのケーブルが損傷していないかなど、復旧に向けた調査を行っていますが、不具合の原因特定には至っていません。

関係者によりますと、不具合が起きた装置を格納容器の外に出して調べる場合、作業再開まで1か月程度かかる可能性があり、作業工程全体への影響も出てくるものとみられます。

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