2022年知床沖で観光船が沈没し20人が死亡、6人が行方不明になった事故で、逮捕された運航会社の桂田社長は19日午後にも身柄を検察庁に送られる見通しです。

「知床遊覧船」社長の桂田精一容疑者は2022年4月、知床沖で観光船「KAZUⅠ」を運航する際、運航管理者として安全を確保すべき義務を怠り船を沈没させ乗客乗員を死亡させた業務上過失致死などの疑いが持たれています。

海上保安庁は認否を明らかにしていませんが、桂田容疑者は事故直後の会見で「当日、船長と打ち合わせて海が荒れるようなら引き返す「条件付き運航」としていた」と説明し、国の運輸安全委員会の聞き取りにも「運航については、船長の判断に任せておけばよいと思った」と話していました。

海保は、午後にも桂田容疑者の身柄を検察庁に送り引き続き捜査する方針です。

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