MBCでは毎年、地域社会の発展に貢献し、今後の活躍が期待される人たちにMBC賞を贈っています。57回目となる今年は、外部も含めた選考委員会の審査を経て、かごしま犯罪被害者支援センターなど2つの団体と個人1人の受賞が決まりました。
MBC賞。1つ目は「鹿児島市の公益社団法人かごしま犯罪被害者支援センター」です。
県内唯一の民間の支援団体として、犯罪の被害者とその家族や遺族からの相談に応じるとともに、失われた日常が一日でも早く取り戻せるように支援活動をしています。
警察や裁判所に付き添ったり、生活の立て直しをサポートしたりするなど、被害者に寄り添ったきめ細かな活動が高く評価されました。
MBC賞。2つ目は「指宿市の山川町漁業協同組合」です。
魚の生息場所になり、二酸化炭素を吸収する役割も果たしている海草のアマモを守ろうと、官民による協議会を設立。マットや仕切り網を使った新しい方法で再生させるなど、先進的な活動を続けています。
温暖化の影響などでアマモの消失が進む中、全国的にも画期的な取り組みとして高く評価されました。
MBC賞。個人は「薩摩川内市の山下賢太さん(38)」です。
甑島で古民家を改修したパン屋やレストラン、宿泊施設などの運営や空き家の再生など多彩な島おこしに取り組んでいます。また、人が住む県内の28の島の仲間と鹿児島離島文化経済圏を設立し、離島間の連携による商品開発などを展開しています。
離島ならではの魅力を引き出しながら、新たな価値を創造していく取り組みが高く評価されました。
第57回MBC賞の表彰式は、来月10日午前11時から鹿児島市の城山ホテル鹿児島で行われます。
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