男女の格差の解消=ジェンダー平等が求められる中、県議会である変化が起きています。議場での議員の呼び方は、これまで「〇〇君」だったのが、「〇〇議員」に改められました。県議の反応はどうだったのか?取材しました。

18日の県議会本会議・代表質問。議員の呼び方が初めて、「議員」となりました。

去年4月の県議選で女性議員は5人から11人に増え、過去最多となりましたが、県議会では国会を参考にして男女ともに「君」をつけて呼んでいました。

こうした中、第二会派の県民連合がジェンダー平等の観点から呼び方の変更を提案。すべての会派が賛同し、9月定例会から「議員」に変わりました。

(自民党 柴立鉄平議員)「女性議員が増えてきた今、議員と呼ぶほうが自然。娘の幼稚園では男の子も女の子もみんな「さん」で呼ばれている。われわれが対応して変わっていくことが大事」

県議会事務局によりますと、全国の都道府県議会で「議員」と呼んでいるのは24府県。九州でも長崎、大分、宮崎と広がりつつあります。

「議員」に見直すよう呼びかけていた県議は…。

Q.君と呼ばれることには違和感があった?
(県民連合 柳誠子議員)「あった。えっ、何で?君ですか、私?みたいな。もっとはやく提案すれば良かった」

(県議会 松里保廣議長)「議会改革の一環として男女共同参画を推進したい」

男女の格差の解消は、県議会でも少しずつ進んでいます。

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