新潟県民3300人に聞いた街のすみここちランキングが発表されました。幸福度は聖篭町が1位。住み続けたい街は弥彦村が1位。ともに去年のランク外から初のトップとなりました。

まずは幸福度です。5位から3位は全て新潟市でした。5位、西区は2ランクダウン、3位の中央区は3ランクアップと明暗がわかれました。

この調査は、県内のおよそ3300人に対し、自分の住んでいる「街の幸福度」と「住み続けたいかどうか」について大東建託がアンケート調査したものです。

ランキング2位は見附市、去年の10位から大幅ランクアップです。

新潟県のど真ん中…人口およそ3万8000人の小さな市ですが、高速や国道などの交通・郊外型商業施設・公園や緑地がバランスよく整備されています。

【見附市民】「便利だね。買い物も便利だし。行きやすいからね、三条とかね、新潟に行くにも(高速の)インターチェンジ近いし」

【見附市民は】「子育て施設が結構できているから放課後に遊ぶとか、いいと思いますよ」

そして1位は聖籠町でした。去年のランク外からいきなりトップに躍り出ました。

新潟市や新発田市へのアクセスに加え、2005年から幼児教育の無償化、2022年には県内で唯一人口が増え移住者にも人気です。

【大東建託 賃貸未来研究所フェロー 宗 健さん】「移り住んでくるということは家を買うだけの経済的余力があって普通はファミリー世帯ですので、そういう方々が多い町というのが聖籠町の幸福度1位の背景にあると考えています」

もう一つの調査「住み続けたい街」5位は幸福度トップの聖籠町…

4位は、燕市で去年の10位から大幅アップです。

3位は幸福度2位だった見附市、安定した人気となっています。

そして2位は佐渡市、去年も2位でしたので、特に世界遺産効果ではないようです。

そして1位は「弥彦村」でした。こちらも去年のランク外からいきなりのトップです。

【記者リポート】「幸福度は11位とそれ程高くはないのですが、『誇りがある1位』『愛着がある3位』と、やはり越後一宮の弥彦神社、1000年の歴史がある弥彦温泉など、こうした環境から「住み続けたい街ランキング」1位となった理由なのかもしれません」

【大東建託 賃貸未来研究所フェロー 宗 健さん】「静かな場所なんですけど、比較的大きな街へのアクセスもいいと。かつ観光地としての賑わいもあるということが町への誇りとか、住み続けたいという気持ちにつながっていることが背景にあるようです」

【弥彦村住民】「四季は感じやすいんじゃないですかね。桜とか紅葉とかきれいに咲くのでそこがいいんじゃないんですかね」

【弥彦村住民】「小学校のお迎えバスが全部いきわたっていたり、不便だけど村内で住む分には子育てとかしやすいのかなとは」

【弥彦村住民】「自然も豊かだし、みなさん人柄がいいですよ。去年私の家の近くで奥さんが日本人なんですけど、オーストラリア出身の外国人の方も住まわれた。『ものすごくいいところだ』っていっていましたよ」

幸福度と住み続けたい街、どちらの1位も独自の政策で子育て支援や観光、自然という面で住民に評価されているのかもしれません。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。