大型の台風14号は、日本の南を1時間におよそ45キロの速さで北西へ進んでいます。また、南シナ海の熱帯低気圧は12時間以内に台風へ発達する見込みです。
気象庁によりますと大型の台風14号は、17日午後3時には日本の南の1時間におよそ45キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで中心の北東側600キロ以内と南西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
▼12時間後の18日午前3時には日本の南の半径85キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
▼ 24時間後の18日午後3時には沖縄の南の半径120キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
▼48時間後の19日午後3時には東シナ海の半径210キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
▼台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、 72時間後の20日午後3時には華中の半径300キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカルが予想されます。台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。
台風13号とよく似たルートをゆくか…
日本気象協会tenki.jpによりますと、今回の台風14号は、14日~15日にかけて奄美や沖縄に近づいた台風13号と進路がほとんど同じようなルートを辿る見込みです。
大型の台風14号は、さらに「速度を上げながら」日本の南を北西へ進むため、あす18日には沖縄や奄美に最接近する見込みです。
強風域の半径が大きく「大型」であることから接近前から「広い範囲」に台風が去っても「長く」影響を及ぼす可能性があります。
雲画像を見ても、台風14号を取り巻く活発な雨雲が広い範囲に見られます。まだ離れているように思えますが、沖縄・奄美は急に荒れた天気となる見込みです。
台風の備えは、きょう17日のうちに済ませるようにして、今後の情報に十分注意をしてください。
20日まで異例の暑さ…東京心も記録更新か
日本気象協会tenki.jpによりますと、21日~23日の3連休は、東北から九州の広い範囲で雨が降る見込みです。21日~22日頃は前線に向かって雨雲の元になる「暖かく湿った空気」が流れ込むため、大雨になる所がありそうです。
東海から九州では、20日にかけて猛暑日(最高気温が35℃以上)の続く所が多いでしょう。東京都心も35℃くらいまで上がる日があり、猛暑日の最晩記録を更新する可能性があります(これまでの記録9月12日)。
21日以降は猛烈な暑さは収まるものの、30℃くらいまで上がる日もありそうです。この期間はさらに湿度が高くなるため、熱が体にこもりやすく、熱中症にかかるリスクが高まります。
なお、最低気温は東京都心でも20℃を下回る日があり、東海から九州でも22℃前後まで下がるでしょう。羽織る物などでうまく調節してください。
南シナ海で12時間以内に台風15号発生へ
南シナ海の熱帯低気圧は17日、12時間以内に台風へ発達する見込みです。南シナ海を1時間に40kmの速さで西へ進んでいます。
この熱帯低気圧はあす18日午前3時までの12時間以内に台風に発達する見込みです。
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