青森市に建設が計画されている「統合新病院」の整備場所について話し合う7回目の市の検討会議が開かれ、4つの候補地のうち「青い森セントラルパーク案」を支持する意見が最も多くなりました。

12夜開かれた会議では、12人の委員が新しい病院を建設する4つの候補地の中から最も望ましい場所について意見を述べました。

その結果、「青い森セントラルパーク」を推す意見が5人、「旧青森商業高校と県立中央病院の敷地」が3人と、「県営スケート場一帯」が1人と、2024年1月の会議に引き続き、「セントラルパーク」を推す意見が最も多くなりました。

また、すでに県立中央病院を起点とした交通網ができている点や、青森市東部にあることで街づくりの観点からバランスが取れるという理由から、津波対策を講じた上で旧青森商業高校と県立中央病院の敷地を推す意見も出ました。

「セントラルパーク」を推した委員からは、街づくりの観点から最適であるとの声や、市内の主要な消防署に近く、救助活動もしやすいという声が上がりました。

一方、「県営スケート場案」を推した委員は高速道路に近いことから全県的な災害対応に有利と指摘しています。

多くの委員からは、それぞれの案にメリットとデメリットがあるため、優劣をつけるのは難しいという声が上がっていました。

青森市の検討会議 足達健夫座長
「データに基づいてこういう良さとこういう残念なところがあると、4つの場所について議論したことをくみ取っていただいて、もちろんそれを超える色々な政治的判断も今後あるかもしれないが、少なくとも我々にできることはそういったことでした」

今回の意見は、14日に開かれる県と市の有識者会議で報告され、9月中に病院の建設候補地が決まることになっています。

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