青森県板柳町の「統合小学校」の改修に関わる補正予算案について、町議会は原案通り全会一致で可決しました。4年後の開校に向けて校舎の長寿化改修事業が動き始めます。

板柳町は開会中の町議会定例会に統合小学校の関連事業費として、板柳南小学校の長寿化改修工事を行うための基本設計や実施設計の委託料、それに土地購入費など7603万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出していました。

そして、定例会最終日の13日、議案の採決が行われました。

定例会の様子
「一般会計補正予算(第6号)について議題といたします」
「原案の通り決するにご異議はありませんか…ご異議なしと認めます」

統合小学校改修事業費を盛り込んだ補正予算案は全会一致で可決されました。

小学校統合計画を巡っては、板柳南小学校の校舎に長寿化改修工事を施して使用するための経費が3月と6月の議会で2度にわたり否決され、8月行われた住民投票で「長寿化改修」支持が「新築」支持を上回りました。

町を2分し、約半年にわたって論議が続いた末、統合小学校は2028年4月の開校に向けて改修事業が動き出すことになりました。

板柳町 葛西健人 町長
「長寿化改修の予算が満場一致で可決されたことをすごくうれしく思っている。やっと統合小学校の事業がスタートすることができます。子どもたちのためにいい教育環境を作っていくと、お互いにそういう認識を持ってこれからも議会や町民に説明をしながら統合小学校の事業を進めていきたい」

町は、調査設計などを経て2026年度に工事に着手することにしています。

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