10歳未満の息子の腕や足を粘着テープで縛り、夜から朝にかけて柵の中に閉じ込めたなどとして、長野県小県郡内に住む両親が11日夜、逮捕されました。
警察は、日常的に虐待が行われていた可能性もあると見て調べています。


中嶋記者:
「監禁されていた息子が関係者に相談をしたことで、事件は発覚しました。児童相談所からの通報を受けた警察が両親を逮捕したということです」

逮捕監禁の疑いで逮捕されたのは、小県郡内に住む自称会社員の34歳の父親と、自称パート従業員の28歳の母親です。

調べによりますと、2人は9日の夜から10日の朝にかけ、自宅内で10歳未満の息子の、両腕や両足を粘着テープで縛り、ストーブを囲う柵の中で正座をさせるなどした疑いがもたれています。

2人は容疑を認めていて、ベルトで息子の体を柵に固定したうえ、柵にプラスチックケースでフタをし、さらに水の入ったペットボトルを重しとして置いて、閉じ込めたということです。

その後、監禁状態が解かれ、家の外に出た息子が関係者に相談をしたことで発覚し、児童相談所が保護しました。

息子は、軽いけがをしていますが、命に別状はないということです。

近所の人:
「子どもが夜中に車にひとりぼっちで取り残されたりしていた」
「育児放棄しているみたいな話は聞きました」
近所の人:
「汚い口調で何々したっつってんだろとか聞いたことある」
「お母さんとかの怒鳴り声が聞こえるというのはお隣さんからも聞いたことがある」

警察は両親が息子に対し日常的に虐待を行っていた可能性もあるとみて調べています。

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