今月8日に幕を閉じたパリ・パラリンピック。愛媛勢では柔道女子の廣瀬順子選手が金メダル、また競泳の山口尚秀選手が銅メダルを獲得しました。

両選手を含む日本選手団が11日、総理官邸を訪問しました。

総理官邸を訪問したパリパラリンピックの日本代表選手団、はじめに田口亜希団長が結果を報告しました。

(パラリンピック選手団・田口亜希団長)
「金メダル14個・銀メダル10個・銅メダル17個の合計41個のメダルを含め、入賞者42名という成績を残しました」

続いて選手を代表して競泳で金メダルを獲得した鈴木孝幸選手が挨拶。

(パラリンピック競泳金メダル・鈴木孝幸選手)
「パラリンピックを通じて多様性を知って、共生社会の心を育むきっかけになると思っています」

これに対し、岸田総理は―――

(岸田総理)
「世界が注目するパリの舞台で、皆さんが活躍を続けたその姿は、多くの日本の国民の皆さんに、勇気と元気を与えてくれました。本当に心から感謝をしたいと思います」

このあと選手それぞれがスピーチを行い、競泳の山口選手もメダルへの苦難と感謝の思いを伝えました。

(競泳男子100m平泳ぎ銅メダル・今治市・山口尚秀選手)
「パラリンピックの開会1か月前に左足を骨折してしまって、2週間、手術とか入院、リハビリを繰り返しました。本格的に水中での練習をはじめたのが、2週間ぐらい前になったので、その落ちてる体力の中で意地を張って銅メダルに繋げるように頑張りました。応援有難うございました」

また、パラ柔道女子日本初の金メダルに輝いた廣瀬順子選手は―――

(柔道女子57キロ級金メダル・松山市・廣瀬順子選手)
「一番近くで支えてくれたコーチでもある旦那さん(夫・悠さん)に励まされてずっと頑張ってきました。本当に沢山の方に支えられて応援していただいたお陰で、自分の悔いの残らない試合をすることができました。本当に有難うございました」

この後、選手団はオリンピックの選手団と合流し「感謝状授与式」に出席。岸田総理から「感謝状」が贈られていました。

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