京都・嵐山のオーバーツーリズムに新たな対策です。

 嵐山のメインストリート「長辻通」。にぎわう時期は観光客らが路上にはみ出し危険な状態になっていて、車の渋滞も問題になっています。

 これまで紅葉シーズンの11月は土日だけでなく平日も日中は一方通行とするなどの対策が行われてきましたが、住民から「生活が不便になる」などの意見が出ていました。

 こうした状況を受け「嵐山商店街」や地元自治会などは議論を重ね、住民専用の「乗合タクシー」を試験的に運行する方針を固めていました。

 京都市内で9月10日に行われた会議でとくに混雑する紅葉シーズンに向けて正式に運行することを決めました。

 (嵐山商店街 石川恵介会長)「やっとひとつできる、ひとつ解決策が実施できる。(住民に)今までご不便をかけているところの理解を少しでもいただけたらと」

 「乗合タクシー」は嵐山商店街などが費用を負担し、住民は無料で乗車できる予定で、運行は混雑対策のため長辻通が一方通行となる11月後半の平日の10日間、朝の通勤時間帯などが想定されているということです。

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