「六ヶ所再処理工場」の完成延期を踏まえ、青森県の宮下宗一郎知事は9日、資源エネルギー庁の村瀬佳史長官と面会し、県と関係閣僚らが意見交換する「核燃料サイクル協議会」の開催を求めました。

宮下知事は9日、経済産業省資源エネルギー庁を訪れ、核燃料サイクル政策について政府の取り組みを確認する「核燃料サイクル協議会」の開催を要請しました。

核燃料サイクルを巡っては、日本原燃が六ヶ所再処理工場の完成目標について、8月、27回目となる延期を表明しています。

青森県 宮下宗一郎知事
「核燃料サイクル全体の県民の皆様の信頼が揺るぎかねない事態であると考えている。改めて核燃料サイクル政策について、政府一体の取り組みを確認する必要がある」

これに対し、資源エネルギー庁の村瀬長官は「再処理工場の完成は必ず成し遂げるべき重要課題だ」と応じました。

核燃料サイクル協議会の開催は新しい内閣の発足後になる見通しで、開催された場合は2023年8月以来となります。

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