全国有名店のパティシエやシェフが山梨市に集結しました。
その目的は山梨県オリジナルのブドウをはじめとする県産果実を使ったスイーツの開発です。



山梨市にある県の果樹試験場を訪れたのは東京や埼玉、金沢市などの有名店で腕を振るう約10人のパティシエやシェフです。

洋菓子のプロが熱い視線を注いでいるのは赤いシャインマスカット「サンシャインレッド」。

今年度、本格的な出荷がスタートした山梨県のオリジナル品種です。

県は新品種をPRしようとパティシエらを圃場に招き、参加者は畑に実ったサンシャインレッドの味や香りを確かめながら、品質や生育状況について熱心に質問していました。

パティシエは:
「最初の青い段階と熟成した段階でばらつきや味はかなり変わる?」

県果樹試験場の担当者:
「糖度が18度を超えてくると芳醇な香りが出てくるので(農家に)基準を守ってもらう」



続いて一行は果樹試験場で開発されたブドウやそれぞれの店舗から提供されたケーキなどを試食してスイーツの素材としての県産ブドウの魅力や可能性について意見を述べました。

参加したパティシエは:
「マスカットの香りと皮の部分にある酸味や苦みが奥行きのある新しいブドウだと思う」

「ブドウの持ち味が生きるようなクリームを合わせてお菓子に仕立てるのがいいと思った」

県は今回の意見を県産ブドウのPRや品種改良に役立てたいとしています。

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