女子児童の下着を盗撮しようとした疑いで富山市の小学校の教諭が逮捕された問題を受けて、富山市教育委員会は9日、臨時の校長会を開き綱紀粛正を呼びかけました。
富山市教育委員会は、9日午後5時から小中学校の校長と幼稚園の園長およそ90人を集め、臨時の校長会を開きました。
富山市教育委員会 宮口克志教育長「教育公務員としてあってはならない行為であり、一人の教職員の行った行為によって、教育への信頼が大きく損なわれたことは紛れもなく取り返しのつかないことであります」
これは、富山市八ケ山の小学校教諭石動孝一容疑者(60)が、性的姿態等撮影未遂などの疑いで逮捕されたことを受けたものです。
警察によりますと石動容疑者は今月4日、県東部の小学校で、デジタルカメラを児童のスカートの中に向けて下着を盗撮しようとした疑いがもたれています。
富山市教育委員会は、被害児童が通っていた学校の対応について…。
富山市教育委員会学校教育課 河原弘幸課長「昨日、保護者説明会を開催いたしました。そして本日、全校集会を開催し、子どもたちにまずは説明をいたしました。そして、富山市から派遣した臨床心理士ならびに担任が児童全員と面談をし、特に不安の大きい子については、心の専門家である臨床心理士が対応し、心のケアに当たってるところでございます」
石動容疑者の勤務態度については…
河原弘幸課長「特に問題があったとは聞いておりません。子どもたちからも慕われており、教育熱心な教員だったと聞いております」
富山市教育委員会は児童の心のケアに努めるとともに教職員の綱紀粛正の徹底を図っていくとしています。
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