9月は、世界小児がんの啓発月間。「困っている人のためになりたい」と北海道札幌市の小学生がつくったものとは。
9月8日のススキノ。1日だけの「レモネードスタンド」が登場しました。
瑛都くんたち
「こんにちは、レモネードいかがですか?」
購入者
「おいしい、すっきりしていておいしいです」
企画したのは、札幌市内の小学3年生、青木瑛都くん。将来の夢は「経営者」です。
瑛都くん(9)
「南高の学校祭でレモネードスタンドを見て、おもしろいなと思って始めた」
「レモネードスタンド」は、アメリカで小児がんの闘病をした女の子が、同じ病気の子どもたちを助けたいとレモネードを販売し、世界に広がった取り組みです。
瑛都くんが、準備を始めたのは夏休み。
母 青木奈々葉さん(40)
「たくましいというより大変だなという気持ちで見ている。好きなことはとことん突き詰める子なので、最後まで目標達成してほしいなと思う」
一緒に活動する仲間を、所属していた劇団で集めたり。
瑛都くん:「この4人はやる確定でいいですか?」「はい」
募金箱やPRのチラシをつくったり。
瑛都くん:「いいじゃん!」
瑛都くん:「うわあ…甘くない」「もうちょっと入れてごらん」「おいしい」
レモネードのレシピも、何度も試作を重ね、この日を迎えました。
瑛都くんたち
「しゅわしゅわ夕焼けレモネードの方!お待たせしました。ありがとうございます」
購入者
「アメリカでやっているのは、ずいぶん前に聞いたことがあるが、実際に行動するのがすばらしいなと思う。応援したいと思う」
購入者
「みんなが病気のことを知ってくれて、みんなで応援するマチになってくれればいいな」
瑛都くんのレモネード。9月8日は「257杯」が売れました。
瑛都くん
「おいしいですとかありがとうございますとか、言葉かけていただいたり、外国人観光客の方も来ていただいてうれしかった。成功してよかった」
瑛都くんは、売り上げから経費を引いた全額を、日本小児がん研究センターやゴールドリボン(NPO法人)などに寄付することにしています。
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