県内4番目となる救命救急センターに指定された鹿児島市の米盛病院で、開所式が開かれました。

米盛病院は先月、救命救急センターに指定されました。55年前に鹿児島市草牟田で整形外科医院としてスタートし、10年前に現在の与次郎に移転。脳神経外科や循環器内科など診療科を拡充し、病床は現在506床です。昨年度は1366人の重篤な患者を受け入れました。

9日の開所式には、塩田知事らおよそ30人が出席しました。院長へのインタビューの途中には…患者を乗せたヘリが到着。

(米盛病院・米盛公治院長)「大隅半島で多数の傷病者事案があり、消防要請で出動し帰ってきた」「(指定は)一生懸命、私と共に頑張ってくれるスタッフや、理解していただける地域住民のお力添えのおかげ」

県内での指定は、鹿児島市立病院、鹿児島大学病院、県立大島病院に次いで4番目です。

米盛病院の指定で、人口100万人あたりのセンターの数は全国41位から23位に上がりました。一方で、大隅半島や霧島方面は依然として空白域となっていることから、県は「要件を満たす医療機関は指定を検討していく」としています。

救命救急センターの指定には重篤患者を24時間体制で受け入れるなどの条件がありますが、県によりますと、この10年間、救命救急センター指定の申請を行ったのは米盛病院だけです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。