JA全農山形はきょう、コメを出荷した農家に事前に支払う「概算金」について今年産のコメの額を決定しました。

肥料や燃料などの生産コストの高騰などを受けて、「はえぬき」と「雪若丸」では4300円引き上げられています。

JA全農山形はきょう運営委員会を開き今年産米の概算金を決定しました。

その結果、それぞれ1等米60キロあたりで、「はえぬき」は1万6500円、「雪若丸」は1万7100円で、ともに去年より4300円引き上げました。

また、「つや姫」は1万9500円と去年より3100円引き上げました。

今回の上げ幅と単価は、3銘柄ともに2015年以降では過去最大だということです。

価格が上昇した要因についてJA全農山形では肥料や農薬、燃料などの高騰による
生産コストの上昇や、去年のコメの収量不足と品質低下などによる需給のひっ迫をあげていて、生産者を支えるためにも今回の引き上げを判断したということです。

この概算金はJA全農山形が各農協に提示したもので、各農協が今後、この額を基に生産者への仮渡し金を決定します。

JAの担当者は一般購入者への影響については、「一定程度、販売価格の値上がりにはつながる」としつつも、販売価格の上昇幅については「詳しくはまだわからない段階」だとしています。

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