仙台市の90代の女性が警察官を名乗る女にキャッシュカード5枚をだまし取られ、現金約700万円を不正に引き出されました。警察が、特殊詐欺事件として捜査をしています。

被害にあったのは、仙台市青葉区に住む90代の女性です。警察によりますと、4月20日、女性のもとに警察官を名乗る男から「あなたの口座から不正に金が引き出されていて、カード新しくしないといけない」などと嘘の電話がありました。話を信じた女性は、自宅を訪れた別の警察官を名乗る女にキャッシュカード5枚を渡したところ、目の前で5枚のカードにハサミを入れて持ち去りました。後日、金融機関からの連絡で口座から約700万円を引き出されていることに気付いたということです。警察によりますと、キャッシュカードの磁気テープに切り込みを入れなければATMで使用できることから、2年ほど前から、このような手口が確認されているということです。警察が、注意を呼びかけるとともに特殊詐欺事件として捜査を進めています。

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