「筋トレしないと震えてくるんですよね、やっぱ」と話すのが、今回のヒーロー、究極の肉体と健康美を追い求める女性ボディメイクのスペシャリスト、佐竹彩音選手です。仕事とボディメイクを両立。そのモットーは、究極のポジティブ思考でした。

コンプレックスだったボディが武器に

仙台市在住の佐竹彩音選手(31)は、2020年にベストボディジャパン仙台でグランプリ、2022年には仙台ビギナーズオープン大会で優勝するなど、そのボディに磨きをかけてきました。

ボディメイク 佐竹彩音選手:
「背中ですかね。背中の逆三角形を広げた時の広背筋の作りこみ方、背中は結構やっぱり得意かなと。最初は下半身が大きいことがコンプレックスだったんですけれど、上が華奢で。それが今では逆転してちゃんと肩があることで、ウエストもくびれて見える、バランスが良くみえてきたなというのは、ボディメイクをして感じたことではあります」

まさに世は筋トレ時代。SNSによる自己発信や、コロナ禍以降に加速した筋トレブームもあいまって、男女世代を問わず肉体改造への関心は高まる一方です。

競技は細分化が進み、ボディビル、フィジーク、フィットネスなどに分類。佐竹選手が出場するビキニフィットネスは、女性的な魅力をトータルで競います。

元IFBBアジアチャンピオン 山下由美 審査員:
「ボディビルみたいに、ものすごくパキパキと仕上げてもいけない、キレイに。所作と笑顔と肌艶と、それが統一されていないと勝てない」
佐竹彩音選手:
「表情だったりとか、しぐさだったりとかがトータルで評価され順位がついてくるので、本当に最後まであまり(順位が)わからないですね。
(腕の筋肉を見せ)あんまり…そうですね、美容師をやっていてもあんまり気づかれないかもしれないですね。そうですね、一応私は美容師が本当にメインで」

佐竹さんはベテラン美容師だった

そうです、彼女の本業は、仙台市中心部の美容室で10年以上勤務するベテラン美容師です。週5日、朝から夜遅くまで立ち続けるハードな職業ですが、そこもポジティブ。

佐竹彩音選手:
「背中を広げるポーズってあって、逆三角形に作るんですけれど。そのポジションがシャンプーのポーズと一緒で(笑)。(頭のマッサージで)圧迫してグッと回すやつ、あれもポジションが(笑)これなんですよね。ここ、広背筋」

あふれ出る筋トレ熱も、常連客はご存じ…?

常連客:
「(Q 佐竹さんの筋トレは知っていますか?)はい、筋トレ、ムキムキ!(Q ご存じなんですね)はい!」

さらに彼女にはもうひとつの顔が!

マンツーマンでボディメイク

常連客:
「美容師としてもそうですし、あとパーソナルトレー二ングも受けさせてもらっていて、佐竹さんがやっているものは全部」

マンツーマンでボディメイクもほどこす美容師、この新たな試みが、はまりました。

佐竹彩音選手:
「たるんでいたりすると、どんだけメイクを頑張っても髪型をかわいくしてもギャップが広がってしまって、よけい自信をなくすみたいな。じゃあこれって美容師と身体の部分って、やっぱりトータルで絶対つながるよなというのがあったので、それを私が一人で髪も提案できて、身体の方もシェイプアップ、ポイテンシャルを引き出せるような提案ができたら、めちゃめちゃパーソナルでいいんじゃないかなと、どっちも」

美容師とトレーナー、2足のわらじの合間を縫って行うのが、週2回のジム通いです。短時間、集中してトレーニング、着用している手袋は美容師として手首を痛めないための心がけです。

一生一緒というストイックな食事とは

「ビキニフィットネス」は体のラインづくりが重要ですが、その要素の1つは「食事」です。

佐竹彩音選手:
「昼は、切って焼いている玉ねぎのひと玉とササミ60グラム、あと玄米。これずっと、一生一緒なんですよ。もうだから本当に本当は見せられません(笑)見せますけど…」

食べたいものではなく、何を食べれば体に効果的か。こんなストイックすぎる日常も、全く苦ではないとのこと…。

佐竹彩音選手:
「幸福度が高い。やっぱり体が元気でないと肌も元気じゃなくなるし。そういう考え方が自分的にも内面的にもポジティブにもだんだんなってきて、お客さんにも伝わって。筋トレはメンタルトレーニングですね、やっぱり」

かくして作り上げた最高ボディ。彼女は競技会へと向かいます。

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