米津龍一気象予報士:

週末のお天気ポイントはこちら。

"猛烈な残暑が続きますさらに、天気の急変にも要注意です。

あす土曜日のお天気から見ていきます。

まずあす土曜日は前線が停滞する形となります。

前線は山梨の北側に位置していて比較的離れているので、あすは日中晴れ間もあって、

夜にちょっと雲が出てくることになりそうです。

上空の冷たい空気=寒気も離れているんですが、あさっての日曜日になるとこの前線の位置はほとんど変わりません。
ただ、この寒気がだんだん南下してくる予想となっているんです。

すると、地上は気温が上がって上空には冷たい空気が入るとそれだけ大気のバランスが不安定になります。

ですから午後は急に雷雲が湧いたり、にわか雨が降ったりということで、天気の急変はこの日曜日が要注意ということになります。

さらに、この前線というのは空気の境目となっていまして、北側は冷たい空気南側は熱い空気となりますので、あすあさっても猛暑が続くということになります。

気温がどのくらい上がりそうか予想最高気温と熱中症の危険度を見ていきます。

甲府、勝沼はきょうよりも気温が高い37℃を予想しています。甲府はあさっても35℃以上の猛暑日となりまして、3日連続の35℃以上というのは9月上旬としては2010年以来14年ぶりということで、ここまで上がるのは珍しいんです。
熱中症の危険度、特にあすの方が高くなるんですが、高齢者の方が部屋の中で安静にしていても、熱中症の危険度は高いことになりますから、なるべくあすの昼過ぎから夕方は涼しい室内でお過ごしいただくことをおすすめします。

近県の天気も見ていきます。

あすは各地で天気の崩れはありません。あさっての日曜日は午後から変わりやすい天気となりますので、この傘マークを付けていない横浜や静岡あたりでもにわか雨の可能性がありますから、午後お出かけの際は傘の準備を忘れずにお願いします。

そしてその先どうなるか、1ヶ月予報が出たので見ていきます。

まずあす7日から14日の土曜日にかけては、晴れの日が多くなりまして、気温が高めの予想となっています。ですから、厳しい残暑となりそうです。

15日の日曜日から21日の土曜日にかけての週は、曇りや雨の日が多くなりましてすっきりしません。ただ、気温が高いのでその分蒸し暑くなります。

22日から10月5日の期間も曇りや雨の日が多くなるんですが、まだまだ気温が高いということで、25℃以上の日も十分あります。半袖の出番ありますから半袖をしまうのは当分先ということになりそうです。

しばらくは厳しい残暑が続く見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。