甲府市で働くスタイリストの女性が、カットの技術を競うエリア大会でわずか24歳でグランプリを獲得しました。

全国大会へ向けて奮闘しています。

手際のよいスタイリングに和気あいあいとした接客。

甲府市上石田にある「ビジュ」のスタイリストの深澤奈々葉さん、24歳です。

スタイリスト 深澤奈々葉さん:
「お客様にヘアスタイルを楽しんでもらうことを一番に考えてやっている。帰ってから自分でやったときに、毎日、鏡を見てかわいいと思ってもらえるようにしている」

深澤さんは7月に開かれた30歳以下を対象としたウィッグカットコンテストに出場。

全国4か所で行われた予選のうち、出場した静岡大会で総勢60人の中から見事グランプリを獲得したのです!

レベルが高いと言われる静岡エリアで県勢がグランプリを獲得したのは初めての快挙です。

スタイリスト 深澤奈々葉さん:
「一番はビックリしました」
「大会3回目だったが、今回は練習通りやり切れて全部できたのがよかった」

甲府市出身の深澤さんは高校卒業後にビジュに入社。
働きながら通信制の専門学校で学びスタイリストとなりました。

こちらが、大会で審査されたウィッグです!

テーマは「あなたに似合う史上最高のボブ」。

事前にウイッグを染め、会場で時間内にカットやスタイリングをしました。

スタイリスト 深澤奈々葉さん:
「工夫したのは顔周りのデザイン。自然に髪の毛が動いたときに可愛らしく見えるバランスで切ることをイメージした」

平山裕子アナウンサー:
「染め方も一色ではなく色々な色がグラデーションされているんですね」

スタイリスト 深澤奈々葉さん:
「難しかった。一回全部ブリーチ(脱色)をして作った。まず根本を塗って中間を塗って、下を塗って、時間差で塗っていってグラデーションになるようにしました」

大会では、カラーの美しさやスタイリングのバランスなどが高く評価されました。

実は、このカットには「ある想い」が込められているのです。

スタイリスト 深澤奈々葉さん:
「元は私が古屋に髪の毛を切ってもらったときに毎日うれしかった。切ってもらった後も毎日かわいいと思った。そのトキメキを表現した」

古屋さんとは深澤さんの師匠にあたる「ビジュ」の代表です。

ビジュ 古屋ゆり子代表:
「私が大事にしていることが深澤の中にも伝わっているなと思い、とてもうれしく感じた。深澤の強みは、すごく練習するところと根性があるところ」

古屋さんは、かつてパリコレモデルのスタイリングなども手掛けたカリスマスタイリスト。

コンテストに積極的に参加をさせることでスタイリストのレベルアップを目指しています。

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