健康管理のため食事に気を付けているという方、多いのではないでしょうか。
山形県民は塩分摂取量が全国と比較して多いというデータがあります。
県内でも特に摂取料が多いデータとなっている最上地域で、塩分を減らしながらも
食事を楽しめる料理の試食会が開かれました。
藤井響樹アナウンサー「こちらが適塩メニューです。かなり野菜が多く盛り付けられていまして、その上には茹でた豚肉が乗っています。彩り豊かですよね」
最上総合支庁では食事と健康について考えてもらおうと2020年から「適塩メニューの試食会」を開いています。
今回のランチセットは体内の食塩の排出を手助けするカリウムを含む野菜や食塩を使っていない「うどん」で作った「サラダうどん」と、マスタードやナツメグなどのスパイスで味付けした「かぼちゃとナッツのスパイス炒め」1食当たりの塩分摂取量が2.5g以下に抑えられたものになっています。
なぜ適塩ランチの試食会が行われているのかというと…
20代参加者「自分自身もラーメンが好きなのでしょっぱい料理を普段から好んで食べてしまう」
山形県民の1日の食塩摂取量は県全体で平均で10.2g、県が目標としている1日8gを超えてしまっています。特に最上地域では10.9gと高くなっています。
山形県では漬物など塩分量の多い食事をとる傾向があることに加え最上地域は味付けの濃い料理を好む高齢者の割合が多いことが要因とみられます。
このような理由からか、脳梗塞による女性の死亡率は最上地域では全国標準の1.8倍に。心筋梗塞による男性の死亡率は全国標準の2.4倍となっています。
最上総合支庁 保健福祉環境部 地域健康福祉課 渡會洋子 健康増進主幹「全国でもあまりよろしくないトップの位置にいるので、少しでも改善して皆さんが健康で長生きできるような取り組みになっていくといいかなと思う」
今回の「適塩ランチ」、いったいどんな工夫がされているのでしょうか。
最上総合支庁保健福祉環境部 関優香 管理栄養士「やっぱり減塩っていうと美味しくないだとか、味が薄くて満足して食べられないのかなというイメージがあるが、サラダうどんのたれに酢を加えて酸味を活かすことネギ・ショウガ・ニンニクなどの香味野菜を使用して香りを出すことで食塩控えめでも満足してもらえる味付けにしています」
藤井響樹アナウンサー「ごまだれのまろやかさに酢のさっぱりとした味、酸っぱさがあって食べ応え的に物足りないなという事はなくて、夏の日にはピッタリなメニューになっている」
言われなければ塩分を抑えているとは思えないような味でした。
食べた人「とてもおいしかったです。これで塩分を取り過ぎないようにできるのであればいいことかなと思う」
食べた人「「色んな食材が使われていることによってこんなにもちゃんと味がする料理になるんだと率直に驚きました」
食べた人「ご飯にあう料理を考えるとしょっぱめの料理になってしまうので、塩を控えながらスパイスを聞かせてナッツ類も使いながらおいしい料理を作っていきたい」
「ちょっとした工夫の積み重ねが大切になってくるので少しづつ減塩に慣れていってもらえればなと思う」
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