産交バスなどはきょう(9月6日)、熊本県の阿蘇山のふもとと火口周辺を結ぶバスを10月から値上げすると発表しました。
産交バスと、観光施設を運営する同社のグループ会社「KASSE JAPAN」によりますと、燃料費の高騰への対応や、火口周辺ガスの規制に伴う維持管理費用の増加などが原因で、10月1日から値上げします。
値上げするのは、JR阿蘇駅と阿蘇山上ターミナルを結ぶ「阿蘇火口線」と、同ターミナルと火口を結ぶ「阿蘇山火口シャトル」の2路線です。
値上げは去年10月以来、1年ぶりで、既に九州運輸局の認可も受けているということです。
新たな片道運賃は以下の通りです。(カッコ内は現在の料金)
【阿蘇火口線】
▽阿蘇駅前~ナショナルパークインフォメーションセンター 210円(180円)
▽阿蘇駅前~野営場前 510円(270円)
▽阿蘇駅前~草千里阿蘇火山博物館前 1000円(640円)
▽阿蘇駅前~ヘリポート前 1000円(690円)
▽阿蘇駅前~阿蘇山上ターミナル 1000円(730円)
▽阿蘇火口線1日乗車券 2000円(1500円)
【阿蘇火口シャトル】
▽阿蘇山上ターミナル~火口 700円(600円)
▽阿蘇山上ターミナル~Eゾーン~阿蘇山上ターミナル 1400円(1200円)
※火山ガス規制の内容によっては、Eゾーンへの往復運行に変更して運行
いずれも観光客に人気の路線で、去年10月~今年8月には、2路線で合わせて約23万人が利用しているということです。
産交バスは「今後もサービス向上に努めるので、運賃改定にご理解いただきたい」と話しています。
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