5日、宮城県栗原市の農産物直売所で購入したユウガオを食べた70代の男女が嘔吐や下痢の症状を訴え、県は食中毒と断定しました。ユウガオに含まれる成分が原因の食中毒は県内で2例目で、県が注意を呼びかけています。

県によりますと5日午前7時半頃、栗原市の農産物直売所で購入したユウガオを食べた70代の男女2人が、嘔吐や下痢などの症状を訴えました。このうち1人は岩手県内の病院に一時、入院したということです。

県は症状の特徴からユウガオに含まれる苦味成分の「ククルビタシン類」が原因の食中毒と断定しました。県内でこの成分による食中毒が確認されたのは今年7月以来、2例目です。

県によりますとククルビタシン類は苦味の強いユウガオに特に多く含まれ、加熱や冷凍をしても減少しません。県は苦味の強いユウガオは食べるのをやめるよう呼びかけています。

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