4日夜～5日の朝にかけて急速な発達を遂げ、今もなお「猛烈な勢力」を保ちながら北上を続ける「台風11号（ヤギ）」。気象庁の最新の実況・予報によりますと6日午後0時（正午）現在、「南シナ海」で時速15kmの速さでを西寄りに進んでいる。今後の予報を見ると「台風11号」は、7日午前0時までには中心気圧905hPa・予想最大瞬間風速80m/sまで発達するとみられている。その後、「台風11号」は8日にはベトナムで「熱帯低気圧」になる見込みだ。
また、「台風12号（リーピ）」は日本の東側で北東方面に北上を続けており、現在は日本には向かってこないものと見られている。
この2つの台風の今後の進路や勢力はどうなるのでしょうか？
以下、気象庁が発表する「台風11号」と「台風12号」の実況と最新進路予想の詳細となります。
（◎のマークのある予報が台風が最も発達している日時の予報となります。）
「台風第11号（ヤギ）」の実況と予報
（気象庁・6日午後0時40分発表）
・6日午後0時（正午）の実況によりますと…
「台風11号」は「猛烈な勢力」で、北緯19度30分、東経111度55分を中心に『南シナ海』で西北西方向に時速15kmの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は915ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルとなっています。台風の全域330kmが秒速15m以上の強風域となっていて、全域165kmが秒速25ｍ以上の暴風域となっています。
※気象庁のHPによりますと、最大瞬間風速60m/sで…
「樹木・電柱・街灯が倒れる」「ブロック壁が倒壊する」「木造住宅が倒壊し始める」「鉄骨構造物が変形する」といった恐れがある強さの「猛烈な風」となります。
◎7日午前0時の予報によりますと…
「台風11号」は「猛烈な勢力」のまま、北緯20度10分、東経110度00分を中心に『海南島』で西北西方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は905ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は80メートルとなっています。予報円の半径は45kmで、台風の全域210kmが暴風警戒域となっています。
・7日午後0時（正午）の予報によりますと…
「台風11号」は「強い勢力」となって、北緯20度55分、東経108度00分を中心に『トンキン湾』で西北西方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は940ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。予報円の半径は65km、台風の全域190kmが暴風警戒域となっています。
・8日午前9時の予報によりますと…
「台風11号」は「熱帯低気圧」に変わり、北緯21度40分、東経104度30分を中心に『ベトナム』で西北西方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は994ヘクトパスカルで予報円の半径は100kmとなっています。
「台風第12号（リーピ）」の実況と予報
（気象庁・6日午前10時00分発表）
・6日午後0時（正午）の実況によりますと…
「台風12号」は、北緯36度25分、東経148度50分を中心に『日本の東』で東北東方向に時速35kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は1004ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。台風の全域110kmが秒速15ｍの強風域となっています。
・7日午前0時の予報によりますと…
「台風12号」は、北緯38度30分、東経151度30分を中心に『日本の東』で北東方向に時速30kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は1004ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は75kmとなっています。
・7日午後0時（正午）の予報によりますと…
「台風12号」は「温帯低気圧」に変わり、北緯40度55分、東経155度35分を中心に『日本のはるか東』で北東方向に時速35kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は1004ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は105kmとなっています。
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