日本銀行岡山支店は先月の県内の景気状況について「緩やかな回復を続けている」と23か月連続で判断を据え置きました。

(日本銀行岡山支店 廣瀬敬久支店長)
「岡山県経済は緩やかな回復を続けています」

日銀岡山支店によりますと「個人消費」は物価上昇の影響を受け食料品や日用品で低価格商品へのシフトが見られたものの夏休み期間、人の流れの活発化で宿泊やサービス業では堅調に推移しました。

また、県内企業の「生産活動」については好調な「鉄鋼」に加え「電気機械」も緩やかに持ち直しているほかコロナ禍後の企業収益が好調であったり、人手不足による賃金引き上げで「所得」も緩やかに改善が続いているということです。

(日本銀行岡山支店 廣瀬敬久支店長)
「企業部門であれば企業収益をしっかり投資に繋げていく。家庭部門であれば所得環境の改善が個人消費を支えていく。その流れが続いてきていて、標準的なシナリオとしては今後も続くと思っている」

日銀岡山支店では、海外経済の動向や株価の変動について「今後も予断を持たず見ていきたい」と話しています。

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