被害を未然に防ぐことはできなかったのでしょうか?4日夜、青森県三沢市の「三沢ビードルビーチ」でベンチの屋根が落下し、19歳の男女2人が下敷きとなり重軽傷を負いました。警察は、屋根の柱が腐食して落下した可能性があるとみています。
落下したのは、三沢市の「三沢ビードルビーチ」にあるベンチの日よけとして設置されていた屋根です。
警察によりますと4日午後10時半過ぎ、ビーチに遊びに来ていた男女3人のうち2人が屋根の下敷きとなり、市内の病院に運ばれました。
この事故で、八戸市に住む19歳の会社員の男性が右足首の骨を折る重傷、おいらせ町に住む19歳の専門学生の女性が頭に軽いけがをしました。
今野七海記者
「事故の前から危険防止のため、ベンチには規制線が張られていたと言うことですが、少し離れたあたりに座っていたところ、屋根が落ちてきたということです」
こちらは、ビーチ内にある同型の屋根です。地中に刺さった5本の柱で上の部分が固定されているのが確認できます。市によりますと、屋根が倒れた場所はさびが落ちてくるため、ベンチへの立ち入りが規制されていました。
けがをした2人は屋根の下にいたとみられ、風で屋根が揺れ出したので逃げようとした際に下敷きになったということです。
近所の人の憩いの場になっているビーチで起きた今回の事故に、市民も驚きを隠せません。
市民は
Q.屋根が落ちたのですが…
「ええっ!本当だ…。子どもがベンチ好きだからよく行く…。怖い」
事故を受けて三沢市は、ビーチを含む三沢漁港の全施設で速やかに安全確認を行なうとしています。
三沢市経済部農政水産課 堀内実課長
「原因究明を早急に進めて、必要な対応を実施して市民が安心して施設を利用できるよう進めてまいりたい」
警察は、柱の一部が腐食していたため屋根が落下した可能性があるとみて、事故の原因を詳しく調べています。
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