大江町の小学校で、きょう校舎や教室などの写真に児童が絵を描くワークショップが開かれました。

子どもたちのユニークな発想で、学校創立150年を迎える今を形に残せたようです。

藤井響樹アナウンサー「こちらの学校のワンシーンを切り抜いたかのような写真。実際に本郷東小学校で撮られたものなんです。この写真にこれから児童たちが絵を描くそうなんですが、子どもたちは一体どんな写真を描いてくれるんでしょうか」



大江町立本郷東小学校では、今年で創立150周年を迎えるのに合わせて「しゃしんおえかきワークショップ」が開かれました。

フォトグラファー 伊藤美香子さん「自分が勉強した場所は何年たっても思い出に残っていると思う。そこにさらに自分で絵を加えるとなるとちょっと特別な思い出になって残ってくれるとうれしい」



絵を描くキャンバスは、通い慣れた校舎や教室などの写真。創立記念を祝うとともに、子どもたちの学校や地域を愛する気持ちを高めることが狙いです。

先生の説明を受けた後、児童たちは早速、写真に絵を描いていきます。

「どんな色で、何を描いても良い」と言われた児童たちの絵を見てみると…。



一輪車置き場にクワガタがとまっていたり、児童たちが校庭で遊ぶ中木の近くでセミが鳴いていたりと、学校生活の中で出会った風景を上手に表現していました。

中には、教室の椅子や机を蛙に見立てた絵や、教室にたくさんのキャラクターを描いた絵も!

児童は「かえるの机といす。(なんでカエルの絵を描いたの?)みどりが好きだから」



児童「ここら辺に木を生やそうとしたらすごく大きくなった。目立つようになるべく明るい色を使った」



児童たちは思い思いに自分たちの学び舎に絵を描いていました。

フォトグラファー 伊藤美香子さん「ぱっと見て何描いているんだろうと疑問に思うこともあるかもしれないが、みんなそれぞれちゃんと理由があってその絵を描いているので何を描いているのかというのを楽しみながら見てもらえるとうれしい」



きょう、子どもたちが完成させた絵は学校の創立記念式典や大江町で開催される街の文化祭にも展示され、子どもたちが触れている学校の景色や感じたものたちを伝えてくれるということです。

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