大阪府の吉村洋文知事が目指す外国人観光客からの「徴収金」。有識者からは異論が出ました。
 
 コロナ禍を経て外国人観光客が戻ってきた大阪。吉村知事は、すでに府が導入している宿泊税に加えて、新たに外国人観光客を対象に「徴収金」として一定額を負担してもらい、オーバーツーリズム対策などにあてたい考えを示しています。

 4月24日、どのような「徴収金」制度の導入が可能なのか有識者から意見を聞く会議が開かれましたが、外国人にだけ税に近い負担が生じる制度は難しいのではないかなどの意見が出ました。

 (立命館大学共通教育推進機構 山口洋典教授)「何をもって外国人観光客と定義するか、負担を求める対象の整理を適切に行わないと、公正にとっていくという制度設計にならないんじゃないかと」

 また大阪府に対して、海外の事例などを調査して外国人だけに負担を求める理由を整理すべきだ、との声も上がりました。

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