愛媛・松山城の城山で発生した土砂災害をめぐり、ふもとで被災した住民が、松山市の野志市長に説明会の開催などを求める質問状を提出しました。
5日は城山の土砂災害で被災した松山市緑町の住民14人が市役所を訪れ、野志市長宛ての質問状を担当者に手渡しました。
(久保田イツオさん)
「未だに市役所からの住民説明会が一度も開かれていないので、公開質問状を提出する」
質問状では、住民説明会の開催要望のほか、城山の頂上付近に設置された緊急車両用道路の必要性などを尋ねていて、松山市に2週間以内の回答を求めています。
(竹田重光さん)
「市長は、住人に誠意ある対応で説明会を開いてくれたらと思う」
受け取った松山市の担当者は…
(松山市開発建築部・鷲谷浩三部長)
「住民への説明は、これまでも会見で申し上げていますように、適宜してきたと思う」
―――市長宛てだったが、市長が対応しなかったのは?
(松山市防災危機管理部・川﨑正彦部長)
「災害対策本部として受け取った」
一方、松山市は5日、緑町の被災者およそ700件に被害を確認するための調査票を送付したと発表しました。
今後、状況に応じて、修繕費などの給付を検討するということです。
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