将棋の王座戦が始まりました。藤井聡太七冠に挑むのは、去年、頭を抱えて悔しがった「あの人」です。

王座戦五番勝負、第1局の舞台は、神奈川県秦野市の温泉旅館「元湯陣屋」。

王座のタイトル初防衛を目指す藤井聡太七冠に、永瀬拓矢九段が挑みます。

先手後手を決める振り駒の結果、永瀬九段の先手で始まりました。

(藤井聡太七冠 22歳)
「1年間の取り組みや成長が問われるシリーズになる。全力を尽くして見応えのある将棋を指せれば」

去年は…劇的勝利の藤井七冠 頭を抱えて悔しがった永瀬九段

王座戦といえば、去年、劇的な大勝利で藤井「八冠」が誕生したタイトル戦。このとき、永瀬九段は一転、無冠に。頭を抱えて悔しがる姿が注目されました。

精神的なダメージも大きかったようで…

(永瀬拓矢九段 31歳)
「記憶が無い時間というものがある。止まった時間というわけではないが、自分を前に進めるために、一生懸命向き合って、一生懸命取り組んで、一生懸命戦いたい」

2人の勝負めしは…去年と同じ“あのカレー”

藤井七冠のプロ入り直後から、練習対局のパートナーでもある2人。

(永瀬九段)
「藤井七冠と一緒に過ごす時間は本当に長いので、(将棋への)姿勢を見て学んで、自分なりにそしゃくして、自分に合った方法を取り入れていきたい」

(藤井七冠)
「1年ぶりに永瀬九段とまた王座戦で対戦するということで、成長できたところを少しでも出せればという気持ちがある」

全力でぶつかる2人の勝負めしはともに、伊勢海老とビーフの豪華かつボリューム満点のカレー。去年の開幕戦でも2人が注文した名物メニューです。

先に3勝した方がタイトルを獲得する王座戦。第1局の決着は、4日夜になる見込みです。

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