今月5日までの1週間は災害への備えを呼びかける防災週間です。
愛媛県宇和島市のこども園では、津波を想定し建物の屋上に逃げる垂直避難訓練が行われました。

【詳しく見る】いぶき幼稚園では迅速な非難ができるよう毎月訓練を実施している

宇和島市の認定こども園、「いぶき幼稚園」で行われた避難訓練には、園児およそ70人が参加しました。

南海トラフ地震では、宇和島港で最大6.5メートルの津波が想定されていて、海からおよそ800メートルの場所にあるこちらのこども園は、津波の浸水想定区域内にあります。

訓練は園児たちに事前に知らせずに行われ、急な避難の呼びかけに不安を感じ声をあげる子どももいましたが、全員、4分以内に建物の4階まで上がり、屋上に垂直避難しました。

この建物は、市の津波避難ビルの指定を受けていて、先月8日に宇和海に津波注意報が発表された際も、園児を屋上に避難させ保護者に連絡をしたということです。

園児
「(地震の時は)屋上に行く!!」

認定こども園いぶき幼稚園 若松和代副園長
「子どもたちは垂直避難という形で避難をさせ。子ども自身が大きな揺れの際に自分の身を守る行動をとる」

園では、毎月1回、この訓練を実施していて、迅速な避難ができるよう訓練を続けていくと話していました。

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