石川県と旅行会社がタッグを組み観光で復興を後押しします。
被災地の現状を知ってもらう復興応援ツアーが、4日から始まりました。

県が阪急交通社と連携して企画した「今、行ける能登ツアー」。

1泊2日の日程で珠洲市や穴水町などを巡るもので、およそ30人が羽田空港から能登に到着しました。

東京からのツアー客
「東北の時も全部見て回った。今回こちら地震があってから初めてなので、その状況とかも見てみたいと思います。少し時間もたって、何か少しでも支援ができればと思って参りました」

海の幸たっぷりの「能登福幸丼」を味わう

お昼時、一行が訪れたのはプレオープン中の仮設店舗「すずなり食堂」。
能登の海の幸をたっぷり盛り付けた「能登福幸丼(のとふっこうどん)」が振舞われました。

すずなり食堂 坂本信子代表
「災害の傷跡があったかと思いますが、ただ、本当に自然がきれいなんです。美しところなんです。能登半島は。食べ物も海あり山ありですので、お米も本当においしいところなんですね。能登のことを忘れるなとは言いませんが私のことを忘れずに」

神奈川県からの男性客
「キリコがどうなっちゃうんだろうなっていうのが、正直お祭り好きなんで。あんなにまだ崩れた家がそのまま残っているとは思わなかったので、ちょっとそれが復興っていうのは大変なんだなって」

ツアーは1泊2日食事付きで4万円

ツアー客は4日は、金沢市内で宿泊し、5日は羽咋市の妙成寺や志賀町の巌門などをめぐる予定です。

阪急交通社ツアー企画担当小嶋隆太郎さん
「地震の後はじめてくる客もいっぱいいると思うんですけども今行けるところ、地震の被害あるとこないとこあると思うんですけど、今行けるところっていうのをお客さんの目で見てもらって感じてもらえればと思っている」

復興応援ツアーは1泊2日の食事つきでおよそ4万円。
11月までの3か月間で30回予定されていて、すでに想定を上回る問い合わせがあるということです。

阪急交通社は、輪島市などを巡る第2弾のツアーも企画したいとしています。

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