ここ10年で最多ペースでクマの目撃が増えています。
秋を迎え、ハイキングやキノコ狩りなど山に入る機会が増える中、注意したいのがクマとの遭遇です。
3日、雲南市で子どもたちがクマに出会った場合の対処法を学びました。
 
「これ実は大人のクマさん。えっ?小っちゃ。小っちぇ。」

クマの大きさを実感した児童たち。
本州などにいるツキノワグマはそれほど大きくないものの、時速50キロで走るなど体力は人間を大きく上回ります。
雲南市立西小学校で開かれたクマの学習会です。

今年度の島根県でのクマの目撃件数は7月までで746件と、ここ10年で最も多かった2020年度の同じ時期に比べ、1.3倍近くなっています。

山あいにあるこの学校では登下校時クマ鈴を鳴らすようにしていて、万一、襲われそうになったらうつ伏せで頭やお腹など急所を守る防御姿勢を練習しました。

島根県東部農林水産振興センター・名生啓晃 林業普及員
「キノコ狩りや登山などはもう山に入って行く行為ですので、元々クマが生息しているような場所に入って行くという意識を持ってしっかり対策を、鈴などですね、対策をする必要がありますね。」

児童
「(爪が)痛そう。」

最後に子どもたちはツキノワグマの毛皮を触り、鋭い爪を確かめていました。

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