迅速かつ的確な地震対応実現のために、北陸地方整備局で大規模な防災訓練が3日午前に行われました。
これは毎年9月に実施している訓練で、北陸地方整備局の管内にある28の事務所も合わせ、1500人以上が参加しました。

【訓練】
「令和6年9月3日9時3分に津波災害の警戒態勢を発令します ―」

訓練は、午前9時に、越佐海峡を震源とするマグニチュード8.0の地震が発生し、津波警報が発表されたという想定です。

職員は12班に分かれて、被災状況など初動対応を確認しました。

【記者レポート】
「地震発生から45分が経ちました。現在は第1回目の本部会議が行われていて、初動対応の状況を共有しています」

元日の能登半島地震の際には携帯電話などの通信の遮断があり、実際に被災地の状況把握が困難になったということです。その経験を踏まえて今回の訓練では、無線通信防災機器を新たに取り入れたということです。

【北陸地方整備局 齋藤充統括防災官】
「地域の復旧復興に向け、迅速に我々が支援していきたいと思っていますので、関係機関とも確認ができたと思っています」

北陸地方整備局は、今後さらに通信関係の訓練を強化していきたいとしています。

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