塩田知事を支援する関東の政治団体が、政治団体の届け出をせずに塩田知事の資金管理団体に寄付をしていました。

東京に拠点を置く「鹿児島県知事塩田康一関東後援会」はおととし9月、政治資金パーティーを開くなどして集まった258万円を、鹿児島県内にある塩田知事の資金管理団体に寄付しました。

政治資金規正法では、政治団体として届け出ていない団体が資金管理団体に寄付することは認められていませんが、後援会は当時、届け出ていなかったということです。

鹿児島県選挙管理委員会からの指摘を受けて、後援会は去年12月、総務省に政治団体の届け出を行い、塩田知事は今年1月、寄付金を全額返金したとしています。

塩田知事は3日、MBCの取材に対し、「届け出していると考えていた」と話しました。

(塩田知事)「(後援会が)届け出をしていたものと考えていた。今後はそういうことがないように、しっかりと規制法の趣旨を踏まえて対応してもらいたいとお願いした。(今後)振り込みがあった際にしっかり確認をしながら、適正な手続きをしていきたい」

後援会の竹之内康一会長は「政治資金規正法の内容を勘違いしていた。事前に届け出を行うべきだった」と話しています。

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