山口3区選出の林芳正官房長官が3日、自民党総裁選への立候補を表明しました。多くの国会議員が立候補に意欲を見せる中、正式な出馬表明は4人目となります。

林芳正官房長官
「大変難しい状況の中でありますが、自民党総裁選挙への出馬を決意をさせていただきました」

林官房長官が、自民党総裁選への立候補を表明しました。林官房長官は下関市出身の63歳で、これまで外務大臣や文部科学大臣などの閣僚を歴任しました。参議院議員だった2012年の総裁選にも立候補していて、2度目の挑戦となります。林官房長官は政治と金の問題を受けて「全力で自民党の信頼回復に努めるとともに、国民の共感を得られる政治を取り戻したい」と述べました。

30年近い議員生活の経験・実績を生かして、総裁になったら少子化対策や防災・減災、外交・防衛などに力を入れていく考えです。「仁」をキーワードに、国民が安心できる人に優しい政治を行いたいとしました。

林官房長官の出馬表明を受けて、下関市の後援会事務所では後援会の役員が集まり、出馬会見の様子を見守りました。後援会では、本人から事前に出馬するとは聞いていなかったそうですが、地方からバックアップできるよう応援したいとしています。

林芳正下関後援会 岡本博之会長
「彼が政治家になった時から、総理大臣を目指すと。でもきょうこの出馬会見を聞いて、かなり自信を持ち、この人ならやれるし、また彼の今の発言を聞いて一般の人も「これならやれるんじゃないだろうか」。単なる世間の人気だけじゃないよねというふうに感じました」

後援会は今月11日、下関市で林さんの決起大会を開くことにしています。

総裁選は今月12日告示、27日投開票の日程で、正式な出馬表明は4人目となります。

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