熊本市電で9月2日、発車直後にドアが開いた重大インシデントの発生を受け、国の運輸安全委員会が熊本市交通局に立ち入り調査に入りました。

記者「運輸安全委員会がこれから立ち入り調査に入ります」

調査に入ったのは、運輸安全委員会の事故調査官2人です。

この重大インシデントは、9月2日、朝のラッシュ時間帯に新水前寺駅前電停で、車両のドアが発車直後に開いて約40センチ走行したものです。

市交通局によりますと当時の車内は満員で、ドアの前にあるステップに乗客の1人が降りたことで、本来は作動しない安全装置が働いてドアが開いたということですが、詳しい原因はわかっていません。

一方、現時点で他の車両で同様の不具合はないということです。

運輸安全委員会 佐藤裕之 鉄道事故調査官「走行中に(ドアが)開いた事象というのは、乗客が転落する恐れもあるので、原因を究明して再発防止につなげたい」

運輸安全委員会が市交通局に立ち入り調査に入るのは、2024年に入り3件目です。

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