陸上自衛隊第2師団は、北海道旭川市にある旭川駐屯地に所属する20代の幹部自衛官が、テストでカンニングをしたとして、この自衛官を減給の懲戒処分としました。

処分を受けたのは、第2高射特科大隊の20代の幹部自衛官です。

第2師団によりますと、この幹部自衛官は、今年5月千葉県の下志津駐屯地で幹部教育を受けていた際のペーパーテストで、机に模範回答を事前に書いて、テストに臨んだということです。

テスト後、駐屯地内のアンケート調査から不正が発覚し、本人に確認したところ「不合格を回避するためだった」と話し、カンニング行為を認めたということです。

第2師団司令部は、この幹部自衛官を減給30分の1、1か月の懲戒処分としました。

第2高射特科大隊の竹下友也大隊長は「このたびの事案を受け、今後は所属隊員に対する服務指導、教育を徹底し、規律心の向上を図り、再発防止に万全を期する」とコメントしています。

第2師団司令部は、幹部自衛官の性別を「LGBTの観点」を理由に明らかにしていません。

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