生態系に影響を与えるとして鹿児島県・奄美大島で駆除を進めていた外来種の「マングース」について、環境省は「根絶した」と宣言しました。

環境省によりますと、外来種の「マングース」は奄美大島で「アマミノクロウサギ」などの希少な野生動物を食べ、生態系に影響を与えることから、環境省は2000年から本格的な駆除を行ってきました。

環境省はきょう(3日)、奄美大島内でのマングースは2018年4月の捕獲を最後におよそ6年間見つかっていないことから「根絶した」ことを宣言しました。長期間生息していたマングースを世界的にも前例のない規模で駆除することに成功したということです。

一方で、マングースは沖縄本島でも生態系への被害を引き起こしていて、環境省は「引き続き駆除を続ける」としています。

奄美大島でのマングースは最も多い時期で1万頭まで増えていましたが、捕獲するための専門チーム、「マングースバスターズ」が結成され、わなを仕掛けるなどして捕獲が進められてきました。

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