普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、軟弱地盤の改良に向けた沖縄防衛局の申請を不承認とした県の処分を国土交通大臣が取り消した裁決は違法だとして、県が裁決の取り消しを求め国を訴えた裁判で、福岡高裁那覇支部は2日、県の訴えを棄却しました。

工事が進む名護市辺野古・大浦湾



福岡高裁那覇支部の三浦隆志裁判長は、「県は原告適格を有さず訴えは不適法」とした去年11月の1審判決を支持し県の訴えを退けました。

1審判決に続き、国交大臣の裁決が違法か適法かなどについては判断せず訴えが門前払いされた格好です。

玉城デニー 沖縄県知事

玉城知事は「裁判所には、公平・中立な判決を期待していただけに、極めて残念」としたうえで、「判決内容を踏まえ、今後の対応を検討する」とコメントしています。

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