パリパラリンピックで熊本県関係選手が活躍しています。

荒尾市出身の乗松聖矢(のりまつ せいや)(34)と長洲町出身の島川慎一(しまかわ しんいち)(49)が代表入りしている車いすラグビーは、世界ランキング1位のオーストラリアと準決勝に臨み、初めての金メダルに王手をかけました。

【車いすラグビー】準決勝 日本 vs オーストラリア(日本時間9月1日 午後8時半)

乗松聖矢選手(2021年)

最終第4ピリオド、2点ビハインド(日本 42‐43 オーストラリア)の場面で乗松が相手の守備ラインの背後に走り込みます。トライライン手前でパスを受けた乗松が、味方のフォローもあってトライ。

これで1点差に詰め寄ると同点に追いつき、勝負の行方は延長戦へと持ち越されます。

3分間の延長戦では、相手のラストパスをキャプテン池透暢(いけ ゆきのぶ)選手(44)がカット。そのままボールを運んでトライ!勝敗を分けるプレーに、会場も沸き上がりました。

【試合結果】日本52 ‐ 51オーストラリア

延長戦を制し決勝進出を果たした日本代表は、日本時間あす(9月3日)未明、悲願の金メダルをかけてアメリカと対戦します。

【水泳男子 400m自由形(視覚障害S11)】決勝 (日本時間98月31日 午前1時半ごろ)

そして熊本県関係最初のメダルは、水泳の富田宇宙(とみた うちゅう)(35)でした。

富田宇宙選手(2021年)

視覚障がいが最も重いクラスの水泳男子400m自由形決勝で、熊本市出身の富田は、抑えていた力を終盤にかけて解放しペースアップ。4分32秒33で銅メダルを獲得しました。

前回の東京に続き、2大会連続のメダルです。

富田宇宙選手(35)「場合によってはメダルが取れないようなことも想定していたので、まずは銅メダルという結果に心から感謝したいと思います」

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