(若狭敬一アナウンサー)
また、台風が発生しました。今度の台風11号の名前は「ヤギ」なんですね。

(桜沢信司気象予報士)
そうですね、日本が名前をつける順番が回ってきたんですが、やぎ座の「ヤギ」なんです。台風11号は、これから強い勢力で西の方に進むので、本州への直接的な影響はないとみられます。

ただ、いやな雲がいっぱいあるんです。ひまわりの雲画像を見てみると台風11号。さらに東には、渦を巻いた雲「熱帯低気圧」が。

(若狭アナ)
それも“台風の卵の可能性あり”ということですか?

(桜沢気象予報士)
今のところ発達はしないのではないかなと見ているんですが、最初の情報には注意が必要です。さらに東にも熱帯低気圧あり、日付変更線を渡ってくれば台風になるかもしれません。

日本の南が騒がしくなっているので、今後の台風の発生情報には十分な注意をしてください。

台風の接近が一番多いのは…9月?

そして、これから台風のトップシーズンに入るんです。

台風の月別の発生数を見てみると、冬でも発生するんですが、やはり夏が多いですね。最も多いのは8月の5.7個ですが、9月も5.0個とかなり多いんです。1週間に1個以上発生しても全くおかしくありません。

そして、この発生した台風がどれだけ近づくのか。台風の月別ルートを見てみると、夏は、太平洋高気圧の周りを回って、北上する台風が多くなりますが、9月頃から高気圧の勢力が弱まり、日本付近に近づくルートを通るようになります。

10月になると、少しずつ日本から離れるルートを通りますが、まだ10月までは警戒が必要なシーズンです。

今も南の海上は、台風が発生しやすい状況になっていて、日本に影響を与えるようなルートを通る可能性もあるため、今後も注意が必要です。

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