今が旬の伝統野菜をPRしようと、飯田市のラーメン店で2日から新商品の販売が始まりました。
使用されるのは、天龍村特産の巨大ナスです。

帰省中の大学生:
「夏休み中ずっと食べたかったんですけど、なかなか来れなくて」
「めちゃめちゃおいしいです」

飯田市上郷飯沼(かみさといいぬま)にある、ラーメンふたつ矢(ふたつや)。

とろけるチャーシューとたっぷりの野菜が目をひく「豚野菜らーめん」が人気を集めます。

この店で、2日から販売が始まった期間限定の新商品があります。

県が認定する信州の伝統野菜の一つ、ていざなすを使った麻婆ラーメンです。

ふたつ矢 北原広康(きたはらひろやす)さん:
「高校生だとか中学生だとか、とにかく若い方に食べてもらって、伝統野菜を知っていただくきっかけになればいいなと思っています」

信州の伝統野菜「ていざなす」。

大型のナスで、果肉が柔らかく、あくの少なさやフルーティな香りなども特徴で、天龍村でおよそ130年前から栽培が続いているといいます。

しかし、生産量が少ない上に、生産者の高齢化も進んでいることなどから、伝統が途絶えてしまうことが心配されていると言います。

そこで、ていざなすをもっとアピールしようと考案されたのが、今回のていざなすの麻婆ラーメンです。

甘みを引き出すために素揚げにしたナスに、ピリ辛の麻婆餡(マーボーあん)を絡めます。

北原さん:
「ていざなすの甘みがひきたつようピリッと甘辛く仕上げております」

鶏ガラからじっくりとうまみを引き出した醤油スープにあわせて完成です。

店によりますと麻婆餡とていざなすの相性もよく、残暑の厳しい時に食べたくなる一杯に仕上がったということです。

ていざなすの麻婆茄子ラーメンは13日まで発売されます。

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