大阪・ミナミで去年11月から実施されている放置自転車の「リアルタイム撤去」。実施前と比べて、平均で1割の放置自転車が減少し、最大約4割減少した時間帯もあったということです。

 路上などの放置自転車をめぐっては、大阪・ミナミで市や地域が連携して駐輪場の整備や警告の紙を貼るなどして一定時間を置いて撤去が行われてきました。しかし、新型コロナ5類以降に放置自転車が増加していることや撤去作業のタイミングを見計らって移動させるなどの行為がありました。こうしたことから、市は去年11月から試験的に放置された自転車やミニバイクを見つけ次第、即時撤去する「リアルタイム」撤去が行われていました。

 大阪市は24日、このリアルタイム撤去を実施した結果、実施前と比べ、放置車両は平均で1割減少し、休日の午前9時台には最大38%減少したということです。リアルタイム撤去がない曜日でも放置車両の台数が減少する結果も出ました。

 ▼駐輪禁止の看板もいたるところに自転車が…南海なんば駅周辺など

 去年11月に南海なんば駅周辺を取材した際、駐輪禁止の看板があるにもかかわらず、至る所に自転車がありました。

 また、迷惑駐輪はここだけでなく、御堂筋沿いやアメリカ村でも。

 自転車が歩道を塞ぎ、通行の妨げになっている場所もありました。

 ▼2022年の1年で自転車撤去は約9万台

 大阪市もこれまで様々な対策を実施してきましたが、去年1年間で撤去した放置自転車の数は約9万台に上るということです。

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