２０２２年、仙台市内の飲食店が不衛生であるかのようなＳＮＳ投稿をし、業務を妨害した罪に問われている男の裁判です。２４日、仙台地方裁判所で開かれた初公判で、男は「うその発言をしたことは認めない」と起訴内容を一部否認しました。

偽計業務妨害の罪に問われているのは住所不定、無職の圓谷晴臣被告（２５）です。

起訴状などによりますと、圓谷被告は、２０２２年７月２４日、当時働いていた大阪王将のフランチャイズ「仙台中田店」に、ナメクジが大量に発生した事実や従業員がナメクジを料理に混入させた事実がないのに、「ナメクジが大量にいる」などとＳＮＳに投稿し、この店を衛生管理のため休業させ、業務を妨害したとされています。

きょう、仙台地裁で開かれた初公判で、起訴内容を問われた圓谷被告は何らかの形で業務を妨害したことは認めたものの「うその発言をしたことは認めない」起訴内容を一部否認しました。弁護側も、「経験に基づき事実を投稿した」と主張しました。

一方、検察側は冒頭陳述で「被告は労働環境の厳しさや店長に勤務態度を注意されたことへの復讐で誇張した内容を投稿した」などと指摘しました。

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。