台風19号の被災地を元気づけようと長野市で、地元の農産物などを売っていた自動販売機が、3月、何者かに壊されてしまいました。
設置した男性は、格安の農産物を求めて、多くの人が訪れていたこの場所をなんとか継続させたいと支援を募っています。


無人販売所を運営する 金井章(かないあきら)さん:
「復活待ってますっていうコメントが、たくさん届きました」

長野市豊野町の北信五岳道路沿いにある無人販売所を運営する金井章さん。

2019年の台風19号で被災した地元を元気づけようと農産物のPRをかねて自動販売機を設置。

自らが栽培する旬のフルーツなどを格安で販売し、県外からも客が訪れるほどの人気を集めていました。

しかし。

小口記者:
「被害にあった自動販売機です。鍵やディスプレイが壊されて大破しています」

3月、自動販売機の扉がこじ開けられ、現金3万円以上と商品が盗まれる事件が発生。

100万円ほどするという自販機は修理ができないほどに壊されました。

被災地の復興を後押ししていた無人販売所。

金井さんは再開を目指し、4月8日からクラウドファンディングを始めました。

無人販売所を運営する 金井章さん:
「壊されているのを見たときに、もうどうしたらいいのか、最初は復活できない、これで終わりかなと思っていたんですけど、こんなに応援されているっていうのが改めて知れたのでとても嬉しかったです」
「人の集まれる場所、楽しい場所、元気になれる場所を目指して、今後、そういう場所を作っていきたい」

クラウドファンディングの締切は4月いっぱいで、金額に応じて自家製のジュースなど返礼品を贈るということです。

目標の100万円に対し12日の午後1時時点で18万円を超える寄付があり、支援の輪が広がっています。

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