約2年に及ぶ改修工事を終えて装い新たになりました。4月12日にリニューアルオープンした大阪・中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館。11日には記念式典と内覧会が行われました。

 元々レンガ造りだったエントランスは、高さ約7mのガラスに囲まれた開放感たっぷりの空間に。美術館併設のカフェも新たにオープンして、美術館所蔵の陶磁器をモチーフにしたドリンクやスイーツなどが楽しめるようになりました。

 また、リニューアルを記念した特別展が4月12日から開催され、国宝2点を含む、主に日本・中国・韓国の陶磁器、約400点が展示されます。

 その中でも目玉となっているのが今回新たに導入された「シン・体験プログラム」。3DCGで再現した国宝を、実物の作品とほぼ同じ形のコントローラーを動かすことで、360度あらゆる角度から見ることができて、あたかも作品を手に取っているかのような体験ができます。

 他にも、天窓から自然光を取り込んだ世界唯一の自然採光展示室で、陶磁器本来の色合いと質感を鑑賞することができます。

 特別展「シン・東洋陶磁-MOCOコレクション」は9月29日までの開催です。

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