今週に入り天候は大きく崩れていますが、それまでは2024年は6月から記録的な暑さが続きました。この影響でイネの生育が進み、青森県は刈り取り適期がいつもの年より2週間程度早まると推定される地域もあると発表しました。

県は30日、イネの刈り取りを始める適期を発表しました。

それによりますと、県内で最も早い9月7日は十和田と三沢で、6月から暑い日が続いたことでいつもの年より2週間程度早まると推定されています。

このほか、8日は青森・弘前、9日は八戸、10日は五所川原、11日は深浦です。

このあと、12日は三沢・むつ、14日は外ヶ浜町蟹田、17日は今別などと予想されています。

このうち、南部町で「はれわたり」と「まっしぐら」を栽培している「山金」の山道金太郎社長は、2023年は9月15日ごろから稲刈りをしていますが、2024年は10日前後を予定しているといいます。ただ、影響を心配しているのは「台風」です。

「山金」 山道金太郎社長
「風が強く吹くと刈り取り時期に倒伏ということも考えられる。あんまり雨が多いとコンバインという機械が入らなくなる。そこで2、3日は延期するということになります」

県は、今後気温が高めに推移する見込みであるため、今回発表した刈り取り適期からさらに2日~1週間程度早まる可能性もあるとしています。

県は刈り取りが遅れると「胴割れ」などが発生して品質が低下するため、注意を呼びかけています。

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