新潟県上越市の中川幹太市長が“学歴差別ととられる発言”をした問題で、市長に対する「不信任決議案」が9月2日に採決されることになりました。

30日午前に開かれた上越市議会の議会運営委員会で、一部の上越市議が中川幹太市長に対する不信任決議案を提出し、その理由について説明しました。

【上越市議会 滝沢一成 議員】
「しっかり議論して、議会の明確な意思を示す。そのためにも、9月議会冒頭において不信任決議案を提出させていただいた次第です」

上越市議会に市長に対する不信任決議案が提出されるのは初めてのことで、9月2日の本会議で採決されることになりました。

上越市の中川幹太市長は、6月の市議会で学歴差別ととられる発言をし、市議会から辞職勧告を受けましたが、23日の会見では「応援して下さる方々の期待に応え覚悟と決意を持って職責を果たしていきたい」と述べ、辞職しないという考えを表明していました。

一部の市議や市民有志らは批判を強めていて、中川市長の辞職を求めて22日夜に集会を開いたほか、29日には「辞職しない場合はリコール運動も辞さない」とする決議文を市役所に提出しています。

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